【3年もたず半数超が故障】高校生に配備タブレット故障問題、分かりやすく解説
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目次
1、概要:高校生に配備タブレット故障問題
徳島県の県立高校などに、文部科学省の「GIGAスクール構想」に基づき、2020年度に1万6500台のタブレット端末が配備されました。しかし、その半数以上が3年足らずで故障するという異常事態が発生しています。
原因は、酷暑によるバッテリーの膨張とみられています。現在、修理や予備機での対応が進められていますが、7千台以上の不足が続いており、正常な状態に戻るまで9月頃までかかる見込みです。
この問題を受け、後藤田正純知事は10月30日に記者会見を開き、代替機の確保や原因調査、納入業者への責任追及などを表明しました。
ロリポップ公式サイト2、経緯:高校生に配備タブレット故障問題
2020年度、徳島県教育委員会はGIGAスクール構想に基づき、中国のPCメーカー「ツーウェイ」社製のタブレット端末を1万6500台調達し、2021年4月から県内の県立高校などに「1人1台」配布しました。しかし、2023年11月時点で、その半数以上が故障し、現在も7千台以上が不足しています。
原因
故障の原因は調査中ですが、酷暑によるバッテリーの膨張が影響している可能性が高いと考えられています。
影響
- 生徒の学習に支障が出ている
- 修理や代替機の調達に多額の費用がかかっている
- 教育委員会への批判が高まっている
対応
- 修理や代替機の調達
- 原因調査
- 再発防止策の検討
3、問題点:高校生に配備タブレット故障問題
- 納入業者の選定過程で、価格重視により国内実績のないメーカーが選ばれた。
- 2021年5月に同社の別機種で発火の疑いがある不具合が発生していたにもかかわらず、全機種の一斉点検が行われなかった。
- バッテリーの膨張以外にも新たな故障が発生している。
4、今後の対応:高校生に配備タブレット故障問題
- 原因の詳細調査
- 法的措置の検討
- 再発防止策の策定
- 正常な状態に戻るまで9月頃かかる見込みです。
5、教訓:高校生に配備タブレット故障問題
- 公共調達においては、価格だけでなく品質や納入業者の実績も重視する必要がある。
- 不具合が発生した場合は、迅速かつ徹底的な調査を行い、再発防止策を講じる必要がある。
6、まとめ
GIGAスクール構想の推進には、ハード面の整備だけでなく、適切な運用と管理体制の構築が不可欠です。今回の問題は、教育現場におけるデジタル化の課題を浮き彫りにしました。今後、同様の問題が起きないよう、関係者による一層の努力が求められます。