【2024･3･1 死去：鳥山明先生ありがとう】アラレちゃんの活躍！ペンギン村の仲間たちとの出会い

１、鳥山明先生の思い

2024年3月1日、漫画家の鳥山明先生死去、68歳でした。
鳥山明先生は、漫画家として非常に多才で、様々な作品を生み出してきました。

代表作である『Dr.スランプ』は、ギャグ漫画でありながら、SF要素やアクション要素も取り入れ、幅広い層から支持を得ました。また、『ドラゴンボール』は、少年漫画の王道を行く作品であり、主人公の孫悟空の成長物語として、多くの人々に夢を与えました。

鳥山明先生の作品は、ストーリーが面白いだけでなく、キャラクターデザインも非常に魅力的です。鳥山明先生は、キャラクターの表情や動きを生き生きと描き出すことに長けており、そのキャラクターたちは、読者や視聴者の心を掴んで離しません。

２、鳥山明先生の作品

Dr.スランプの連載

鳥山明氏は1978年に『週刊少年ジャンプ』で読み切り作品『ワンダー・アイランド』でデビューしましたが、読者アンケートの結果は最下位でした。その後も『週刊少年ジャンプ』本誌や増刊号で発表した短編作品の人気も芳しくありませんでした。しかし、担当編集者の鳥嶋和彦氏は鳥山氏を諦めず、「面白い漫画を作り上げよう」と何度も打ち合わせを重ねました。そして、二人の間で『Dr.スランプ』の基本的な構想が誕生しました。

当初、鳥山氏は自称天才科学者の則巻千兵衛を主人公と考えており、則巻アラレは脇役と考えていました。しかし、鳥嶋氏は「アラレを主人公にした方が良い」と主張しました。そこで、二人は賭けをすることになりました。鳥山氏が苦手とする女の子を主人公とした作品を読み切りとして『ジャンプ』本誌に掲載し、読者アンケートで4位以下だったら千兵衛を主人公、3位以内だったらアラレを主人公にするというもの。

賭けに乗る形で描かれた作品が、1979年に発表された『ギャル刑事トマト』です。アンケートで3位を獲得し、主人公はアラレに決定しました。ただし、鳥山氏は『Dr.スランプ』（ドクター≒千兵衛）というタイトルだけは譲りませんでした。

1980年5・6合併号より『Dr.スランプ』の連載が開始されました。作品は瞬く間に人気作品となり、早々にテレビアニメ化が決定しました。タイトルに“アラレちゃん”と追加され、1981年4月より『Dr.スランプ アラレちゃん』として放送開始。一大ブームを巻き起こし、最高視聴率36.9%を記録、歴代アニメ最高視聴率で3位になるなど大ヒットアニメとなりました。鳥山氏の地元である東海3県の東海テレビでは関東以上に視聴率が高く、40%を超える記録を達成しています。

ジャンプ・コミックス第5巻は、『ドラえもん』（第19巻）の120万部を上回り、第6巻は初版220万部を記録しました。

連載1年目は、睡眠は3日に1回、最高記録となる6日連続徹夜、ペン入れの記憶がない回があるなど、鳥山氏は多忙を極めました。

1982年には、松本常男氏（現キャラメル・ママ会長）により鳥山明公式ファンクラブ「鳥山明保存会」が運営開始されました。松本氏は「最初は『Dr.スランプ・ファン・クラブ』と名付けるはずだったが、トリさ（鳥山明）を見て『保存』するしかない、ということでこの名前になった」と語っています。

ドラゴンボールの連載

鳥山明氏は『Dr.スランプ』の連載終了を相談した際、「3か月後に新連載を始めるのなら終わってもいい」と言われました。そこで、次回作のネタを固めるために読み切り漫画『騎竜少年』『トンプー大冒険』を描きつつ、1984年8月に『Dr.スランプ』の連載を終了しました。

同年11月に『ドラゴンボール』の連載を開始しました。当初は西遊記にコメディや格闘漫画の要素を加えた、孫悟空という少年の冒険譚でしたが、徐々に読者アンケート順位は下降しました。鳥嶋氏と分析を重ねた結果、悟空に魅力がないという結論に至りました。そこで、貪欲に強さを追い求めるキャラを際立たせ、格闘大会天下一武道会という大舞台に向けて修行に励む過程を描く明快なストーリーに軌道修正しました。すると、低迷していたアンケート順位はV字回復し、『ジャンプ』の看板作品に躍り出ました。以降、次々と登場する強敵・難敵との戦闘や修行をメインに据えた物語となりました。

しかし、戦闘シーンが多くなるにつれ、小柄な少年体型の悟空では動き（アクション）に限界があり作画が難しく、鳥山氏は連載をやめたいと申し入れたことがあります。編集長から合意を得て、悟空を青年（大人）の体型にすることで連載継続に合意しました（悟空が成長し、第23回天下一武道会に出場した場面）。

1986年から1997年まで『Z』『GT』と二度の改題を経て放送されたテレビアニメシリーズは、平均視聴率20%を維持しました。

ドラゴンクエスト

鳥山明氏は1986年の第1作『ドラゴンクエスト』から、同シリーズのキャラクター、モンスターデザインを担当しています。

堀井雄二氏の描いたラフ絵を基にデザインしているものもありますが、スライムに代表されるように、鳥山氏自身のアイデアやアレンジが加えられています。特にキャラクターデザインに関しては、鳥山氏による変更が大きく、堀井氏のラフ絵とは全く異なるデザインになっているものもあります。

例えば、堀井氏のラフ絵では目も口もないドロっとしたスライムでしたが、鳥山氏によって液体で雨粒のようなデザインに変更されました。これは、「ドロドロしてデザインしにくかった」という理由からです。

また、タイトルロゴの青いドラゴンも鳥山氏が描きおろしたものです。デザインを手掛けた榎本一夫氏（バナナグローブスタジオ）の提案で、ロゴに竜を描き加えることになり、鳥嶋氏を介して鳥山氏に依頼されました。

なお、専属契約上の問題により、公式攻略本には鳥山氏のイラストが掲載されていません。鳥山氏の絵が掲載されているのは、集英社から出ているファミコン神拳奥義大全書やVジャンプブックスゲームシリーズに限られています。このため、公式攻略本では鳥山明風の作画ができる村上ゆみ子氏などにイラストが依頼されています。

鳥山氏は当時、「コンピュータRPGをやったことがなかったため初めは苦労したが、『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』以降はどんな感じかわかったのでやりやすかった」と語っており、『ドラゴンボール』のストーリー全体にも影響を与えたとされています。

また、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』が発売された段階で、『ドラゴンクエスト』のイラストの中では『ドラゴンクエストII』のパッケージイラストが一番気に入っていると語っています。

なお、キャラクターなどが多く面倒なため、『ドラゴンクエスト』の漫画を描くのは絶対に嫌だという。

鳥嶋氏の紹介により、「あっ、いいですよ」という軽い気持ちで引き受けた仕事でしたが、30年以上続くシリーズになるとは想定しておらず、「そんなに続くなら断っていた」と心境を語っています。

キャラクターデザインは楽しくもキツい仕事であるといい、最初はなんでもない雑魚キャラクターを自由にデザインしていたが、回を重ねていく内に個人的にあまり興味のない健全なメインキャラクターのデザインが多くなり、ある程度の時代設定や細かく指定されるデザイン設定のため自由に書かせてもらえなくなり、今は騙し騙しで描いているという。

ただし引き受けた仕事は目一杯やる主義であり、今後も一生懸命デザインすると語っています。

『ドラゴンクエスト』のデザインは当初ドットで描いてきたというエピソードを堀井雄二氏や鳥嶋和彦氏が述べていますが、これは実際は『ドラゴンクエストII』のときであり、当初の話ではありません。このときのドット絵風に描かれた原画は、後年の画集にも掲載されています。

その他にも、鳥山明先生は多くの読切作品や短編作品を執筆しています。

鳥山明先生の作品は、その独特な絵柄と、ユーモアのあるストーリー展開で、世界中で多くのファンを魅了し続けています。

３、ペンギン村の仲間たちとの出会い

ペンギン村イラスト・マップ/アラレちゃん | トイズキング レトロ館 powered by BASE | toysking.news

ペンギン村の魅力と設定

ペンギン村は、漫画『Dr.スランプ』およびそれを原作としたアニメに登場する架空の村です。主人公アラレちゃんの住む村として、作品を通してその魅力的な設定と個性豊かなキャラクターたちが描かれています。

1. 常識を超えたユニークな世界観

ペンギン村最大の特徴は、常識を超えたユニークな世界観です。

• ゴジラやガメラなどの怪獣が日常的に現れる
• 太陽が暑いと自分でうちわを仰ぐ
• 警察官がスナック感覚で銀行強盗と銃撃戦を展開する
• 中学生がパトカーを壊して遊ぶ

など、不条理な出来事が日常茶飯事として起こります。村人たちは異常な生命力を持っており、理不尽な状況にも動じません。作者の鳥山明氏はペンギン村を「アホしかいない村」と表現しており、人造人間であるアラレちゃん以外の人物も常識を逸脱したキャラクターばかりです。

2. 受け入れる懐の広さ

ペンギン村はアホだらけの村ですが、その分誰彼構わず受け入れる懐の広さがあります。よそから来た人でも、村の不条理さに馴染んで愛してしまう者も多いのです。

3. 優しい世界

ペンギン村は不条理な世界ではありますが、社会の闇は全くない優しい世界です。犯罪は発生しますが、全体的には温かい雰囲気で人々が暮らしています。

4. 田舎ながら必要なものは揃っている

ペンギン村はド田舎として描かれますが、道路は整備されており、警察署、銀行、スーパーマーケット、映画館、医療機関などの施設が揃っています。自動車やバイクの普及率も高く、現代社会に必要なものは一通り揃っていると言えるでしょう。

ペンギン村の秘密

ららぽーとTOKYO-BAYにペンギン村が出現!? 35周年記念“Dr.スランプ アラレちゃん”とコラボした特別企画第1弾スタート！ 画像1 | SGS109

ペンギン村では、個性豊かなキャラクターたちが様々な出会いと友情を紡ぎます。

ペンギン村は、常識を超えたユニークな世界観と、そこに暮らす人々の温かさが魅力的な村です。個性豊かなキャラクターたちの出会いと友情は、見る者に笑顔と感動を与えてくれます。

ペンギン村は、漫画『Dr.スランプ』およびそれを原作としたアニメに登場する架空の村です。主人公アラレちゃんの住む村として、作品を通してその魅力的な設定と個性豊かなキャラクターたちが描かれています。

一見すると平和で平凡な田舎村に見えますが、ペンギン村には多くの秘密が隠されています。

1. 常識を超えたユニークな世界観

ペンギン村最大の特徴は、常識を超えたユニークな世界観です。

• ゴジラやガメラなどの怪獣が日常的に現れる
• 太陽が暑いと自分でうちわを仰ぐ
• 警察官がスナック感覚で銀行強盗と銃撃戦を展開する
• 中学生がパトカーを壊して遊ぶ

など、不条理な出来事が日常茶飯事として起こります。村人たちは異常な生命力を持っており、理不尽な状況にも動じません。作者の鳥山明氏はペンギン村を「アホしかいない村」と表現しており、人造人間であるアラレちゃん以外の人物も常識を逸脱したキャラクターばかりです。

2. 受け入れる懐の広さ

ペンギン村はアホだらけの村ですが、その分誰彼構わず受け入れる懐の広さがあります。よそから来た人でも、村の不条理さに馴染んで愛してしまう者も多いのです。

3. 優しい世界

ペンギン村は不条理な世界ではありますが、社会の闇は全くない優しい世界です。犯罪は発生しますが、全体的には温かい雰囲気で人々が暮らしています。

4. 田舎ながら必要なものは揃っている

ペンギン村はド田舎として描かれますが、道路は整備されており、警察署、銀行、スーパーマーケット、映画館、医療機関などの施設が揃っています。自動車やバイクの普及率も高く、現代社会に必要なものは一通り揃っていると言えるでしょう。

5. 個性的なキャラクターたち

ペンギン村には、アラレちゃんや則巻千兵衛をはじめ、個性的なキャラクターがたくさん住んでいます。

• 超能力を持つ少女「スッパマン」
• 臆病な恐竜「ガッちゃん」
• いたずら好きのペンギン「ペンギン村長」

など、それぞれがユニークな能力や性格を持ち、物語を盛り上げます。

6. 謎めいた存在

ペンギン村には、謎めいた存在も登場します。

• 正体不明の宇宙人「エリ」
• 願いを叶える「おかしなおじさん」
• 神出鬼没の妖怪「ミドロ」

など、彼らの目的や真意は謎に包まれており、物語に深みを与えます。

7. 作者の遊び心

ペンギン村には、作者鳥山明先生の遊び心が随所に込められています。

• パロディやギャグ
• メタフィクション的な表現
• 作者自身を登場させる

など、読者を飽きさせない工夫が凝らされています。

8. 進化する村

ペンギン村は、作品を通して変化していきます。

• 新たなキャラクターの登場
• 村の風景の変化
• 時代背景の変化

など、ペンギン村は常に進化し続けています。

9. 愛される村

ペンギン村は、多くの読者に愛されている村です。

• 作品の舞台として
• 個性的なキャラクターたちの住む場所として
• 作者の遊び心が詰まった場所として

ペンギン村は、これからも多くの人々に愛され続けるでしょう。

10. 秘密

ペンギン村には、多くの秘密が隠されています。

• 不思議な科学技術
• 謎めいた存在
• 作者の遊び心

など、これらの秘密は、物語の展開に重要な役割を果たし、読者を最後まで楽しませてくれます

４、鳥山明先生のスタイル

鳥山明先生の絵柄と表現

鳥山明先生は、独特な絵柄と表現力を持つ漫画家です。その特徴は、以下の通りです。

1. シンプルで力強い線画

鳥山明先生の絵柄は、無駄な線を削ぎ落としたシンプルで力強い線画が特徴です。人物や背景は、明確な輪郭線で描かれ、動きや表情が生き生きと表現されています。

2. デフォルメされたキャラクター

鳥山明先生の描くキャラクターは、頭身が低く、目や鼻などのパーツが大きくデフォルメされています。しかし、そのデフォルメされたキャラクターたちは、個性豊かで魅力的です。

3. スピード感のある画面構成

鳥山明先生の漫画は、コマ割りや構図が非常に巧みで、スピード感のある画面構成が特徴です。戦闘シーンなどは、特に迫力があり、読者を惹きつけます。

4. ユーモアのある表現

鳥山明先生の漫画は、随所にユーモアのある表現が散りばめられています。キャラクターたちの表情やセリフ、ギャグシーンなどは、読者に笑いと楽しさを与えてくれます。

5. 緻密なメカ描写

鳥山明先生は、メカニックの描写にも非常に力を入れています。SF作品に登場するメカは、デザインだけでなく、機能性も緻密に描き込まれています。

6. 多彩な色彩

鳥山明先生は、色彩表現も非常に多彩です。鮮やかな色彩を用いることで、作品に生命力と躍動感を与えています。

7. 影響を受けた作品

鳥山明先生は、アメリカのアニメや漫画、香港映画などの影響を受けています。これらの作品から影響を受けた表現が、鳥山明先生の作品にも見られます。

8. 進化する絵柄

鳥山明先生の絵柄は、デビュー当初から現在まで、常に進化し続けています。初期の作品と比べると、線のタッチが柔らかくなり、キャラクターの表情も豊かになっています。

9. 模写のしやすさ

鳥山明先生の絵柄は、シンプルでわかりやすいので、模写しやすいという特徴もあります。そのため、多くの漫画家やイラストレーターが、鳥山明先生の絵柄を参考にしています。

10. 世界中のファン

鳥山明先生の絵柄は、日本だけでなく、世界中のファンから愛されています。鳥山明先生の作品は、様々な言語に翻訳され、世界中で読まれています。

５、追悼

漫画家、鳥山明先生が2024年3月1日、急性硬膜下血腫のため68歳で亡くなりました。訃報は3月8日に週刊少年ジャンプ公式サイトで公表され、近親者のみで葬儀が執り行われました。

鳥山先生の訃報は海外でも速報で伝えられ、BBC（イギリス）、ハリウッド・リポーター（アメリカ）、ニューヨーク・タイムズ（アメリカ）、中国外務省、聯合ニュース（韓国）、アル＝アラビーヤ（中東メディア）などが報じました。

林芳正内閣官房長官は3月8日の会見で、「鳥山先生の作品によって日本のコンテンツが世界で認知され、ソフトパワーの発揮に重要な役割を担った」と述べました。

また、鳥山先生が居住し、市制20周年記念ロゴをデザインした清須市は、公式サイトで追悼のコメントを発表しました。

鳥山先生は、漫画『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』などで知られ、世界中のファンに愛されました。

先生の突然の訃報に接し、心より哀悼の意を表します。

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６、まとめ

ペンギン村は、『Dr.スランプ』に登場する架空の村です。一見平凡な田舎村に見えますが、常識を超えたユニークな世界観と、個性豊かなキャラクターたち、そして多くの秘密が隠されています。

ゴジラやガメラが日常的に現れ、警察官が銀行強盗と銃撃戦を繰り広げるなど、不条理な出来事が日常茶飯事です。しかし、村人たちは異常な生命力を持っており、理不尽な状況にも動じません。

アラレちゃんや則巻千兵衛をはじめ、スッパマン、ガッちゃん、ペンギン村長など、個性的なキャラクターたちが物語を盛り上げます。

謎めいた存在や作者の遊び心も散りばめられており、読者を飽きさせません。

ペンギン村は、作品を通して変化し、進化し続けています。

多くの読者に愛されるペンギン村は、これからも多くの人々に秘密を明かしながら、愛され続けるでしょう。

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