【競馬】2024年フェブラリーステークスの注目馬と歴史
2024年、王者は誰に? 注目馬とレース展開
概要
JRAが施行するダート重賞競走では、最も古い歴史を持つ競走です。
1984年に創設された「フェブラリーハンデキャップ」というレースは、東京競馬場のダート1600mで行われ、最初はGIIIの格付けでした。 その後、1994年にGIIへ昇格し、負担重量の規定も変更され、さらにレース名も「フェブラリーステークス」に変更されました。
その後、中央競馬と地方競馬の交流競走が増える中、1997年には中央競馬のダートの重要競走として初めてGIに格付けされ、負担重量も定量に変更され、国内の上半期のダート最強馬を決定する大会として位置づけられました。 2007年からは国際競走として指定され、外国馬も参加可能になりました。
2016年から選ばれた競走の勝者には、ブリーダーズカップ・クラシックへの優先出走権や出走登録料や輸送費用の一部負担の特典が付与されるようになりました。
このレースで上位に食い込んだ競走馬たちが、アラブ首長国連邦のドバイで行われる国際招待競走「ドバイワールドカップミーティング」に遠征するようになった。 2011年の優勝馬トランセンドは、ドバイワールドカップで優勝したヴィクトワールピサと激戦を繰り広げ、2着に入っている。 また、1999年にはメイセイオペラ(岩手)が地方競馬所属馬として初めて優勝しました。
日程:2024.2.18 賞金順出走可能頭数:16頭
予想 オッズ | 出走予定馬 | 想定 騎手 | 厩舎 |
3.1 | オメガギネス | ルメール | 大和田 |
3.9 | ウィルソンテソーロ | 松山 | 小手川 |
8.7 | ドゥラエレーデ | ムルザバ | 池添学 |
10.1 | キングズソード | 岩田望 | 寺島良 |
10.3 | レッドルゼル | 北村友 | 安田隆 |
12.2 | ガイアフォース | 長岡 | 杉山晴 |
22.3 | イグナイター | 西村淳 | 新子雅 |
23.0 | ドンフランキー | 池添 | 斉藤崇 |
38.8 | タガノビューティー | 石橋脩 | 西園正 |
39.7 | ミックファイア | 矢野 | 渡辺和 |
40.6 | セキフウ | 武豊 | 武幸四 |
44.0 | ペプチドナイル | 藤岡佑 | 武英智 |
55.1 | スピーディキック | 御神本 | 藤原智 |
59.8 | アルファマム | キング | 佐々木 |
66.3 | シャンパンカラー | 内田博 | 田中剛 |
77.8 | カラテ | 菅原 | 辻野泰 |
2024年フェブラリーステークス注目馬
セキフウ:
今年の武豊騎手のパートナーはセキフウです。 19年から22年のインティ、昨年のヘリオスに続いて、4文字の馬名を持つ馬との組み合わせとして6年連続で参加しています。 昨夏のエルムSでは見事な差し切り勝ちを収めており、展開がうまくいけば非常に強力な存在です。 ハイペースになればチャンスが広がるかもしれません。
ウィルソンテソーロ:
キタサンブラックの砂の新星が現れました。 昨年は名古屋、盛岡、金沢でJpn3を3連勝し、チャンピオンズCと東京大賞典では2着になりました。 若手騎手の原優介の素晴らしい騎乗もありますが、馬自身の実力も高まっており、後方からの追い込みや逃げることのできない戦術で良い結果を出しました。 国内の強豪がいない今、初のG1タイトル獲得のチャンスがやってきています。
ドゥラエレーデ:
芝G1・ホープフルSの勝者でありながら、肩書きに縛られない独自のスタイルを持つ競走馬です。 昨年末には、チャンピオンズCと東京大賞典で3着に入るなど好走し、砂のマイル王決定戦に向けて進んできました。 1600m以下の距離での経験はないため、レースの流れに対応できるかが鍵となります。 地力勝負になれば、他のメンバーに一歩先んじた存在と言えるでしょう。 少しでもハードなレース展開に持ち込むことができれば、と期待されています。
ドンフランキー:
体重600キログラムに迫る巨漢馬が、パワフルな走りで重賞戦線を盛り上げています。 昨年は、先行押し切りのレーススタイルを確立し、東京盃とプロキオンSのタイトルを獲得しました。 2年前のアーリントンカップ(12着)以来のマイル戦では不安もありますが、馬場が渋るような条件での1400mのレースならば上位進出が期待できるでしょう。
レッドルゼル:
ロードカナロアは JRA のダート重賞初制覇を果たし、2年前の JBC スプリント覇者です。 3回出走したフェブラリーSでは4着、6着、2着と結果を残し、昨年は低調なレベルだったが連対圏内に入りました。 8歳になり大ベテランとなっているが、今年も昨年と同様のメンバー構成が予想され、軽視はできない状況です。
フェブラリーステークス:過去の歴史
1997年に創設されたフェブラリーステークスは、ダート1600mの頂点を決めるG1レースです。創設以来、多くの名馬たちが激闘を繰り広げ、競馬史に残る名勝負を生み出してきました。
歴代優勝馬と騎手
回 | 年 | 優勝馬 | 騎手 |
第40回 | 2023年 | レモンポップ | 坂井瑠星 |
第39回 | 2022年 | カフェファラオ | 福永祐一 |
第38回 | 2021年 | カフェファラオ | C.ルメール |
第37回 | 2020年 | モズアスコット | C.ルメール |
第36回 | 2019年 | インティ | 武豊 |
第35回 | 2018年 | ノンコノユメ | 内田博幸 |
第34回 | 2017年 | ゴールドドリーム | M.デムーロ |
第33回 | 2016年 | モーニン | M.デムーロ |
第32回 | 2015年 | コパノリッキー | 武豊 |
第31回 | 2014年 | コパノリッキー | 田辺裕信 |
第30回 | 2013年 | グレープブランデー | 浜中俊 |
第29回 | 2012年 | テスタマッタ | 岩田康誠 |
第28回 | 2011年 | トランセンド | 藤田伸二 |
第27回 | 2010年 | エスポワールシチー | 佐藤哲三 |
第26回 | 2009年 | サクセスブロッケン | 内田博幸 |
第25回 | 2008年 | ヴァーミリアン | 武豊 |
第24回 | 2007年 | サンライズバッカス | 安藤勝己 |
第23回 | 2006年 | カネヒキリ | 武豊 |
第22回 | 2005年 | メイショウボーラー | 福永祐一 |
第21回 | 2004年 | アドマイヤドン | 安藤勝己 |
第20回 | 2003年 | ゴールドアリュール | 武豊 |
第19回 | 2002年 | アグネスデジタル | 四位洋文 |
第18回 | 2001年 | ノボトゥルー | O.ペリエ |
第17回 | 2000年 | ウイングアロー | O.ペリエ |
第16回 | 1999年 | メイセイオペラ | 菅原勲 |
第15回 | 1998年 | グルメフロンティア | 岡部幸雄 |
第14回 | 1997年 | シンコウウインディ | 岡部幸雄 |
第13回 | 1996年 | ホクトベガ | 横山典弘 |
第12回 | 1995年 | ライブリマウント | 石橋守 |
第11回 | 1994年 | チアズアトム | 本田優 |
第10回 | 1993年 | メイショウホムラ | 柴田政人 |
第9回 | 1992年 | ラシアンゴールド | 蛯名正義 |
第8回 | 1991年 | ナリタハヤブサ | 横山典弘 |
第7回 | 1990年 | カリブソング | 柴田政人 |
第6回 | 1989年 | ベルベットグローブ | 郷原洋行 |
第5回 | 1988年 | ローマンプリンス | 増沢末夫 |
第4回 | 1987年 | リキサンパワー | 柴田政人 |
第3回 | 1986年 | ハツノアモイ | 大塚栄三郎 |
第2回 | 1985年 | アンドレアモン | 中島啓之 |
第1回 | 1984年 | ロバリアアモン | 吉永正人 |
伝説の名騎手
武豊騎手は、歴代最多5勝を挙げているフェブラリーステークスの絶対王者です。福永祐一騎手は3勝を挙げ、名勝負を数多く演じてきました。
その他の名馬・名騎手
- コパノリッキー:2014年、2015年と連覇を達成
- カフェファラオ:2021年、2022年と連覇を達成
- 武豊騎手:5勝
- 福永祐一騎手:3勝
フェブラリーステークスは、今後もダート競馬の頂点として、多くの名勝負を生み出していくことでしょう。
未来への展望
2024年のフェブラリーステークスは、武豊騎手が6勝目を達成し、新時代の幕開けを告げるレースとなる可能性があります。今後、どのような名馬が誕生し、どのような名勝負が生まれるのか、楽しみでなりません。
まとめ
フェブラリーステークス:ダート界の頂点を決める戦い
1984年に誕生したフェブラリーステークスは、東京競馬場のダート1600mで行われるGI競走です。当初はGIIIとしてスタートし、その後GIIに昇格、1997年には中央競馬ダート初のGIに格付けされました。
定量戦として国内上半期のダート最強馬決定戦としての地位を確立し、2007年には国際競走に指定され、海外からの挑戦も受け付けています。
2016年からはブリーダーズカップ・クラシックへの優先出走権が付与され、ドバイワールドカップミーティングへの遠征馬も輩出するなど、国際的な注目度も高まっています。
1999年にはメイセイオペラが地方競馬所属馬として初優勝を飾り、近年では海外勢の活躍も目立っています。
フェブラリーステークスは、ダート競馬の頂点を決める戦いであり、国内外のトップホースたちが競い合う、競馬ファン必見のレースと言えるでしょう。
主なトピック
- 1984年創設、東京競馬場ダート1600m
- 1997年GI格付け、定量戦
- 2007年国際競走指定
- 2016年BCクラシック優先出走権付与
- 地方競馬所属馬、海外勢の活躍も
フェブラリーステークスは、ダート競馬の熱い戦いが繰り広げられる、競馬界を代表するビッグレースです。
【最短翌日配送】ゴルフ5の公式オンラインストア